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地域ではたらくこと

水産加工品販売 店長

大川水産株式会社 長尾 篤さん

水産加工品販売 店長

長尾 篤(ながお あつし)さん

大川水産株式会社
水産加工品販売 店長
勤務地:千葉県市川市

「日本の文化を食卓へお届けする」仕事

弊社は干物を中心とした水産加工品の小売を行っており、首都圏に約30店舗を展開しています。
僕はここ本八幡店で店長を任されています。僕には大きく2つの仕事があります。まず、最も大切にしているのが、店員としての接客です。お客様に喜んでいただける丁寧な接客を心がけています。弊社の商品は自信を持っておいしいと言えるので、まず一回食べてもらいたい、お客様においしかったと喜んでもらいたい、という理想を持って働いています。
2つ目は店長としての仕事です。人、商品、設備の管理や店舗の運営を行います。また、会社の方針を現場に伝え、現場の意見を共有する月に一度の店長会議に出席し、両者をつなぐ橋渡しも大切な役割です。
店長業務の中でも日々の売上予算を考えるのが一番大変です。予算を基にスタッフのシフトや商品の発注量を組み立てるので、予算組みに失敗するとお店が混乱してしまいます。気になって休みの日でも考えてしまいますね。しかし、他のスタッフには、数字のことばかり考えているのが伝わらないように気を付けています。店長になって1年半。ようやく落ち着いて周りが見えるようになってきました。

魚好きな僕×たくさんの人に関われる仕事=大川水産

もともと魚が好きで学生時代は水産学部で深海生物について勉強していました。就職活動で企業を選ぶ際にも、魚に関わる仕事がいいな、と考えていました。また、たくさんの人と積極的に関わりたい、とも思っていたので、接客にも興味がありました。学生時代の友達は水産加工や鮮魚の小売、築地の卸売に就職した人が多いのですが、僕は人と違うことをしたかったので、干物をメインに販売している大川水産に魅力を感じました。干物は保存食として古くからある伝統食です。経営理念にも「日本の文化を食卓へお届けする」とあり、そこに共感できたのが入社の決め手でした。

最初はパートナーが先生

学生時代のアルバイトなどでも接客の経験はなく、社会人になって初めての接客経験でした。入社後、新入社員研修を受けながら、実際の現場での指導もありました。お客様にとっては新入社員もパートナー(パートタイマー)も店員には変わりないので、早く一人前になろうと必死でした。僕より社歴も実績もあるパートナーもたくさんいますので、聞き耳を立てて技術を盗んでいました。他にも、お客様においしい魚の調理方法を聞き、自分の引き出しを増やしていきましたね。半年くらい経って、スムーズに接客ができるようになってきました。

お店の雰囲気づくりが大切

入社して1年半、僕が店長になると決まった時は正直驚きました。若手にもチャンスが多い弊社ですが、まだまだ自分のことを未熟だと思っていましたし、何より人や売上を管理できるか不安でした。店長になった当初は、前の店長と予算達成度の比較をされて「長尾はまだ若いからなぁ」と言われ、悔しい思いをしました。でも、「そのうち絶対超えてやろう」と思っていました。
店長に就任した当初はあまり周りも見えておらず、自分一人で抱え込んでいました。そんな状況だったのでまずスタッフと話をし、僕の想いと相手の想いをすり合わせました。また、忙しい時期を一緒に乗り越えることで、いろんなことを任せてみようと考えられるようになりました。そうすると自然と安心感が生まれましたね。
本八幡店はパートナーが大きな戦力です。お客様からの信頼も厚いため、そのパートナーたちにいかに気持ちよく働いてもらえるかを重視してきました。なるべく積極的にコミュニケーションをとるようにしたり、他愛のない話をして場を盛り上げたりしました。店の雰囲気はそのままお客様へ伝わるので、スタッフの笑顔が増える環境をつくろうと意識していました。また、チームとして力を発揮するために、
「あと何皿売れば予算を達成できるので、一緒に頑張りましょう!」
とよく声をかけていました。それが上手く噛み合い予算を達成できた時に初めて「これで良かったんだ」と感じました。

「おいしかった」の一言が最高の褒め言葉

店長としての仕事ももちろん大切ですが、僕には店員としての仕事があります。お客様の求める以上のものを提供したいですね。「魚のここがおいしいですよ、このような違いがあるんですよ」など、種類ごとの特徴を分かりやすく伝えるようにしています。また、自社グループの製造工程に関する知識や大学で学んだ知識も接客に生かしています。商品の鮭になぜ脂がのっているかなど、背景を知っているからこそ伝えられることもあります。
お客様にとって他のお客様の意見も説得力があります。そこで、普段からお客様の購入商品を良く覚えておいてどのように調理したのか、など会話の中で情報収集をし、他のお客様へ提案しています。
これまで、お客様を観察していて「買う」瞬間の動作があることに気付きました。一番わかりやすいのは、かばんを引き上げるか持ち変えるときです。「これください」というサインだと分かりました。そのタイミングで声をかけるとスムーズにコミュニケーションがとれます。お客様の気になる商品やサインを見出すことも楽しみの一つです。
そして何よりもお客様からの「あなたの薦めてくれた商品おいしかったわよ」という言葉は最高に嬉しいです。1人のお客様が言ってくださるだけで、嫌なことを忘れてしまうくらい嬉しい褒め言葉です。

「長尾」という人に会いに来てほしい

最近、店舗の近くに新しいマンションができたので、初めて来店される若いお客様が増えています。その方たちにも弊社の商品を通して魚のおいしさを知ってもらいたいので、僕からどんどん情報発信していこうと思います。
「あなたが薦めるなら買ってみるわ」「あの人がお勧めする魚だったらおいしいよね」
と言われるような、地域の中で信頼される人間になりたいです。
まずは、今取り組んでいること全てをレベルアップさせ、他の店舗から接客の手本とされるようなお店を作って行きたいです。野心はあるのですが敢えて言いません。とにかくいろんなことに挑戦していきたいです。何事も楽しまなきゃ損だと思います。

取材後記

入社するきっかけから細かい業務内容まで長時間お話していただきました。わずか1年半で店長という業務を任されて、その責務を果たされている長尾さん。とても前向きで野心家な印象を持ちました。
実際の接客場面も拝見しましたが、さすがの一言でした。長尾さんがつくりあげた店舗の雰囲気がお客様にも伝わっているのではないでしょうか。
さらなるレベルアップを目指す長尾さん。長尾さんに会いにまた店まで足を運びたくなりました。