GO!GO! 千葉ジェッツ
残り1秒でも出るタイミングがあるから、常に準備はしている
2019/01/25
千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けする千葉ジェッツ公式応援サイトです。どのメディアよりも熱く深い愛情を持って取材記事を更新していきます。
ポイントガードはフロアリーダーであれと、大野篤史ヘッドコーチは常に話します。まさにリーダーだと思わせる存在感と安定感。そしてコートに入るだけで何かが起きる予感……。その変幻自在な柔軟かつ攻撃的なプレーで、相手チームから恐れられる存在の筆頭にあげられるのが、西村文男選手(背番号11・PG)ではないでしょうか。
富樫勇樹選手が入団して間もないころ、ピック&ロールから得点につなげるプレースタイルが自分と似ていると話していたことがあります。しかし今ではまったくスタイルの違う2人。天才肌でひょうひょうとプレーしていると見られがちですが、実は誰よりも頭を使い、考え、自らを変化させることでより高みに上り詰めてきました。
その変貌の理由を今シーズンのオフィシャルイヤーブックに書かせていただき、西村選手については書き尽くした……そう思っていたのですが、シーズンが始まると、そこにはまた一段と進化した西村選手の姿が。自ら「自分は常に発展途上」と明言するように、ベテラン選手となった今も成長が止まりません。
そんな西村選手に、天皇杯3連覇について、ファッションについて、そしてバレンタインの想い出について、お話をうかがってきました。
「いまコートに立つならこうしよう」と40分間考え続けている
― 天皇杯3連覇おめでとうございます。優勝したときの気持ちは、1回目、2回目とは違いましたか?
ありがとうございます。3回目は嬉しいというより、ホッとした気持ちのほうが大きかったです。3連覇というプレッシャーと、さすがに3連覇は無理だろうという声が多い中、難しい試合でした。
― 途中から出る難しさもある中で、西村選手が潤滑油となり、チームが活性化しました。そこまでいいパフォーマンスを出せたのはどこがよかったのでしょうか。
天皇杯に限らずどの試合でも、どの時間帯でも、極端に言うと残り1秒でも自分は出るタイミングがあると思っています。だから常に準備はしているつもりで、それがいいのかなと思います。あとはやっぱり気持ちの問題かなと。その試合40分通して、自分が出たらこうしよう、いまはこういう流れだからこうしようというように、「今出たらこうしよう」を常に考え続けています。そうやって試合を観ているので、それがいい方向に行っているのだと思います。
― 今年初めて天皇杯を取材してみて、コートにリーグとは違う独特の空気感があると感じました。
違いますねぇ。一本勝負ですしねぇ。3試合とも全部、たまたま40分経ったときにうちが勝っていただけで、それがもしあと1分あったら向こうが勝っていたかもしれない。そう考えると、うちのチームは天皇杯では持っているチームなんだなと思いました。両チームが同じ戦力、同じモチベーション、同じ気持ち、同じブースターの声援、だとしたら、よくみんなは「気持ち」って言うんですけど、俺は「どっちが持っているか」だと思っています。
― でも「持っている」というのも実力のうちでは?
そうだと思います。たまたまジェッツの「持っている」選手が力を発揮できたからだと思っています。
今思えば抽選のときからドラマがあったわけで、千葉ジェッツって持っているんだなって感じました。
天皇杯ではリズムに乗り切れないチームにエナジーを与え、その存在感を見せつけた。
― あれだけの接戦を制したのはチームとしては自信になったのではないでしょうか。自信かぁ。どうだろうなぁ。A東京戦も、栃木戦も、いい時間帯は押されていたので、自分の中では反省点が多いです。たまたまうちが持っていたから勝てただけで、正直なところ、戦い方は向こうのほう上手いと思っていました。シュートへの持って行き方とかディフェンスとか。(富樫)勇樹が個人技で3ポイントシュートを決めてくれて助かったという面もありました。
― 個人技で打開する試合は崩れることが多かったと思いますが、今回はそれが崩れませんでした。そうですね。オフェンスは崩れていましたけど、ディフェンスが崩れなくなったのはチームの成長だと思います。
― ベテラン選手である西村選手の働きが大きいのでは?いやいやいや、俺だけが伝えようとしても伝わるものではないので、みんながしっかり耐えるメンタルをつけたなと思います。そういう意味では、みんなで成長してるなと感じます。
― ハドルを組んだ時に、より具体的にやるべきことや改善策を話しているように見えました。そうですね。それを伝える選手が増えましたね。昔は集まって、「ディフェンス頑張ろう、ワン・ツー・スリー」みたいなところがありましたけど、今はもっとここはこうしようという話ができるようになったので、それは大きいと思います。
― 大野ヘッドコーチがおっしゃるコミュニケーションですね。ほんと、そうだと思います。ただ喋ればいいってもんじゃなくて、ちゃんと伝えて、向こうが理解して、お互いに共通意識を持つことがコミュニケーションですから。
プレーが止まると選手同士で意思疎通をはかる姿も多く見られるように。
― 西村選手ご自身の進化が今シーズンも止まらない陰には、メンタルや体の強化があるのでしょうか。
ほんとですか。ありがとうございます。去年も割とよかったんですけど、今年は大きいケガもないですし、コンディションもいいですね。
― 昨年の天皇杯では、試合と試合の間に4回もケアを入れたとおっしゃっていました。
このスケジュールなので、疲れはすごいですね。だから限界はあるにしろ、いい方向にしっかりと持っていけています。
今シーズンは、シーズン中も天皇杯も、ずっと祐輔(池田祐輔アスレティックトレーナー)に「文男はこの時間!」ってケアの時間を決められてるんですよ。そのおかげでいいパフォーマンスが出せています。
― リーグと天皇杯が同時進行で平日も試合があって、タイト過ぎるスケジュールですもんね…。
ほんとそうなんですよ。オールスターで試合がなかったので、チームに4日間の休みがありました。実は天皇杯の決勝は風邪をひいていて、次の栃木戦も辛かったのですが、この4日間の休みがあるから頑張れました。もうこの風邪がインフルエンザで、1試合欠場して休めば、その次の試合からリフレッシュしてガンガン行けるくらいの心持ちでしたからね(笑)
― それくらいきつかったと(笑)
そうそう、そう思ってしまうくらい、それくらいきつかった(笑)。もちろん普段はそんなこと考えないけど、そのくらい休みもらわないと、オレはもたないんじゃないかと思うほど、スケジュールがきつかったです。
バスケ界のファッションリーダー。服を着ること、作ること。
授賞式でスタイリストさんセレクトの服に身を包む。
― 昨年は「B.LEAGUE AWARD SHOW 2017-18」のファン投票で「B.LEAGUEファッションアイコン」に選ばれました。
はい、ブースターの方の投票で決まったもので感謝しています。好きなファッションで認められたので嬉しかったです。
― 今日のカバンもかわいいですよね。
ありがとうございます。お気に入りでございます。コレクターですからね。
― 好きなアイテムはあるのですか?
靴にはまりつつあります。最近はボリュームのある靴が好きです。ここ2年くらい、オーバーサイズなアウターを来て、スキニーパンツをはいて、ボリュームのあるスニーカーを履くという流行りがあって、そこに乗っかっている部分がありますね。気づいたらボリュームのある靴を探すようになっていました。昔は何足かを上手く服に合わせてたつもりなんですけど、最近は靴に目が行くようになってきました。
― 以前、自分の着たいものを着るとおっしゃってましたが、いまも変わりませんか?
変わらないです。好きなブランドはありますが、その中でTPOに合わせて着こなしを考えています。
― ご自身のファッションブランドも立ち上げましたね。
はい、作る側よりも買う側のほうが好きなんだろうなと思って一時期迷いましたが、作る側に立ってみたら、それはそれで楽しさがありました。好きな洋服に携われているのは楽しいですね。最初なのでバスケファンが着る服を作ってみたんですが、今後は自分が日常的に着るような服を作っていきたいと思っています。奇抜というわけではないですけど、デザインが面白いねって言ってもらえるようなものを。自分のイメージに近いものを写真に撮って、これのここをこうしたいとデザイナーさんに伝えて案を出してもらい、形にしていきます。
― ブランド名の「eleven」は背番号からですか?
そうです。いろいろ考えたんですけど、変に凝ったのを出すよりは、シンプルがいいと思って「eleven」にしました。
― ジェッツで背番号「11」にしたのは?
テレビドラマ『プライド』で主人公が背番号9で、カナダに挑戦したときに11をつけているんです。自分も前所属チームでは「9」で、千葉ジェッツに来てから「11」にしました。
― 個人的に、スポーツ選手がセカンドキャリアを見越していろいろなことにチャレンジするのは、とてもいいことだと感じています。
賛否両論あると思うのですが、島田社長が理解してくださって、本当に感謝していますし、幸せなことだと思います。千葉ジェッツの西村文男グッズと合わせて楽しんでいただければと思っています。
バレンタインデートは休日のOL風、白いブラウスで!?
この日の私服テーマはバレンタインデート。
インはバーガンディのニットでオシャレを演出。
― バレンタインデーの想い出はありますか?
想い出というか、申し訳なかったなと思うことがあります。小学校5~6年のときに、チョコを渡そうとしてくれる子が3人くらいいて、渡したいからここに来てって呼び出されたんですね。そのときバスケ部だから練習があって、練習前に全員で外を走ってたんですけど、その頃のオレは恥ずかしさもあって、練習があるから行けないって言って行かなかったんですよ。かっこつけというか、オレはそういうのじゃないからとか、まだ子どもで人の気持ちを考えられないバカだったので。それがいまだに申し訳ないなって。
― それから毎年バレンタインデーにはチョコのプレゼントが? 一番のモテ期は?
そうですね、幸せなことに、毎年いただいています。一番のモテ期……いただいた数だけで言うなら、サンロッカーズの1年目です。僕が入って2年くらい、サンロッカーズファンの方が熱狂的で、まだ出待ちが自由だったので、数百人の方がいる状態だったんです。花道ができ、出ていくと「キャー!」、手を振ると「キャー!」という世界。一番近くにいたファンの方が「アイドルか!」って突っ込んだのを、いまだに覚えています。そのときに、警備の係の人が僕の後ろについてくださって、プレゼントを大きな袋に入れて持ってくれるんです。プロってこんな世界なんだって驚きました。家に帰って一つひとつ見ていたら、100個は超えていました。
深い色合いと素材違いの襟がポイントのコート。
原修太選手が色違いの黒を購入したとか…。
― いただいた手紙は全部ご覧になるのですか?
すべて読みます。お菓子は、どうしても一人では食べきれないので、スタッフさんや家族に手伝ってもらうこともあります。
― 好みの女性は、いまも休日のOL?(笑)
休日のOL、変わらずです(笑)。今後も変わることはないと思います。平日は制服だから。え?制服じゃないところが多い?じゃぁ平日でも。女性らしい恰好が好きということです。アナウンサーみたいな恰好とか、OLの恰好とか、ブラウスにスカートみたいなの。
― バレンタインデートにはどんな服を着てきてほしいですか?
やっぱり女の子っぽい恰好ですね。白が似合う女性は好きですね。白いブラウスとか。膨張色だし、難しいアイテムではありますが。
― 男性って白のブラウスが好きですね…。3月の試合はそういう恰好の方が増えるかも!?
もう、ぜひ。目が行ってしまいます(笑)
常にご自身の言葉で、ご自身の考えを淀みなくお話ししてくださる西村選手。
チョコレートの話をしていたとき、偶然近くを通った多田我樹丸ストレングストレーナーが、「え?チョコレート?」と…。選手の食生活管理について、常にアンテナを張り巡らしている一面が垣間見えて、ベストパフォーマンスの裏にスタッフさんの力があると、改めて思いました。
せっかくバレンタインデートの私服で来ていただいたので、動画を……
※音声が小さいのでボリュームを上げてお楽しみください
声の出演協力:千葉ジェッツふなばし 美人広報さん
Twitterキャンペーン バレンタインデー編応募方法
こちらのキャンペーンは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!
西村選手から、バレンタインデーのプレゼント!
天皇杯3連覇の記念Tシャツにサインをいただきました。こちら3名様に抽選でプレゼントします。
※サイズはMが1枚、Lが2枚です。応募方法は簡単です。みなさんのご応募お待ちしております!
1. 「まいぷれ船橋」の公式Twitterをフォローする
2. 該当ツイートをリツイートする
3. 希望サイズやあつーいメッセージがある方はコメント欄に記入応募締め切りは、2019年2月1日(金)です。
まいぷれ編集部の独断と偏見により、3名様に西村文男選手のサイン入りTシャツをプレゼント(^_-)-☆
当選者の方には、2月4日(月)頃に「まいぷれ船橋」のTwitterアカウントからメッセージを差し上げます。
※郵送先は当選通知と同時にお尋ねします。もし1週間ほど返信がない場合には、他の方へと当選を変更させていただく場合がありますのでご了承ください。 西村文男選手の私服コレクション
今までに撮りためた、試合時の私服コレクションを一挙公開!
バックヤードで背景が映えないのはご了承ください!!
2017年10月25日撮影
2017年12月10日撮影
2017年12月16日撮影
2017年12月24日撮影
2018年1月21日撮影
2018年4月14日撮影
2018年5月5日撮影
2018年6月30日撮影(F会にて)
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