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九十九屋さんたの妖怪古今録

主と竜

ヌシという言葉にはもう一つ隠れた意味があります

前回話しました竜王の事ですが、おやっと違和感を感じる方もあると思います。何かイメージが違うなと。それもそのはずで、竜というともう一つの存在もあります。
 釣り番組なのでよく川のぬし釣りとかいいますよね。そのぬしです。川や沼、池、湖などに置いて、巨大な魚につけられる愛称でもあります。しかし、ぬしは、漢字で書くと、主となります。

 主は、川や、湖、淵、沼にいるとされる存在です。その姿は、竜であったり、蛇であったり、魚であったりします。その多くは、姿を見せることは少ないですが、現す時は異変を起こすものです。それは多くは雨乞いに関連していて、日照りの時にその力が発揮されることが多いです。さてヌシという言葉にはもう一つ隠れた意味があります。
 日本神話は大きく分けて二つの神様の系統があります。一つは天つ神といわれる系統。こちらは天照大神を筆頭として天孫降臨をした神様たち。もう一つはもともと地上にいた国つ神といわれる系統。このうちの国つ神の名前の大国はヌシがつきます。つまり、ヌシというのは、その土地を支配する神様ともいえます。
 ヌシにはそんなイメージも持っているのですね。そんな主が、中国から渡ってきた竜のイメージと結びついて、水に属するところにいる竜という姿を与えられたのです。

 その後、仏教が伝わってきます。その際に本地垂迹説というのが出てきまして・・・。この話は長いのでまた次回に。
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