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九十九屋さんたの妖怪古今録

災禍の始まり

酒呑童子が鬼を率いて都を襲うまで

酒呑童子は、新たに住居となるべきところを探して、旅に出ました。
 まずは比叡山に行き自分の住む山にと思いましたが伝教大師に追い出されます。その後高野山に行ったものの、今度は弘法大師に追い出されます。こうしてさまよっていく内についたのが、丹波国の大江山、今でいうと京都府丹後半島の辺りになります。
 こちらには最澄、空海に並ぶ高僧はおりませんでしたが、同じような鬼が住んでおりました。その名を茨木童子といいます。
 酒呑童子と茨木童子は争い、最後に勝ったのは酒呑童子でした。酒呑童子は、大江山を本拠地として、先に争った茨木童子を筆頭に、熊童子、虎熊童子、星熊童子、金熊童子、いくしま童子など、諸々の鬼を率い、都を襲うようになります。
 
 さて、こうして見ると、短い期間で、酒呑童子の誕生から、災禍の始まりまでが過ぎているような気がしますが、実在した歴史上の人物の年齢を考えると、この間は二百年程になります。意外とゆったりなんですね。