日本人はあまりお礼を言わないねとはよく言われることです。えっ、本当?と思われる方もあるかもしれませんが、西洋人はほんとに頻繁にありがとうを言います。例えば、レストランではテーブルに案内してもらって thank you, オーダーを取ってもらって thank you, それぞれの料理を運んでもらって thank you, 食器を下げてもらって thank you です。 そして最後に店側は Thank you very much. Please come again. とか言います。また、日本人はお礼を言ってもあまり感謝しているふうじゃないねとも言われます。アメリカ人のオバサンなどは大げさとも思われるほどのジェスチャーを交えて感激的な Thank you very very much. を言ってくれます。私たちもちゃんと感謝の気持ちを伝たいですね。それには強調的な言いかたをしましょう。Thank を強く、you は弱く、 very を一番強く、 much も強めに発音してください。強勢の単語は音程も高くします。お分かりいただけるか、ちょっと自信はありませんが、気持ちを込めて言ってみてくださいな。 英語で話すときはワンランク、テンション高めにするといいと思います。
お礼を言われたら Your welcome. とか Not at all. と返すのが一般的ですが、どういたしましてもいろいろありまして次の文例からそのニュアンスをご理解ください。
素晴らしいお食事と楽しいお話、ありがとう。 Thank you very much for the wonderful dinner and pleasant talks.
(こちらこその意味を込めて)どういたしまして。 My pleasure!
(いろいろお世話になった方に)何もかも本当にありがとうございました。 Thank you very much for everything.
お礼なんてとんでもない。お役に立ててうれしいです。 Don't thank me. I'm glad to help you.
お家に泊めてくださって本当にありがとう。 I really thank you for letting me stay with you.
いつでも構わないのよ。私の方こそうれしかったわ。 Any time. It was my pleasure.
迎えに来てくださってありがとう。 Thank you for picking me up.
別になんてことないの。 No problem.
子供の面倒見てくださって、ありがとうございました。 Thank you very much for taking care of my children.
お礼を言う必要なんてないわ。とっても楽しかったもの。 There’s no need to thank me. I just enjoyed it.
ご親切にお礼の申しようもありません。 I cannot thank you enough for your kindness.