以下は1回目の施術のあと、3日後に2回目の施術に見えた女性の感想です。
「施術のあと、家に帰るまでにメンタルが一気に明るくなりました。施術の前はあんなにダルかったのが、寝れるだけ寝て、ダルさはどんどんなくなってきました。寝る直前のウダウダといろいろ考えてしまうことが少なくなりました。特に施術を受けた日は。」

このように語った女性ですが、「特に施術を受けた日は」とあるように、これで「安定」した訳では決してありません。
その後は、ご飯が食べたくなくなったり、甘いものやジャンクフードが欲しくなったり、気分が良くなったり、落ちたり……

この女性の特徴の一つとして言えることは、背中全体がまるで腫れ物に触るようであり、ただ手を置いて上下に軽く動かすだけでも痛がるということでした。
つまり、背中上部の呼吸器系も、中部から下の胃腸系もダメージを受けていて、呼吸が浅い、車酔い、吐き気、便秘・下痢などの症状をかかえていたということです。
そのことが、睡眠や自律神経に悪影響を及ぼしていました。

3度目の施術の時、ごく軽いほぐし方でも痛がるので、痛がらない程度でほぐしたあと、びわ温灸を時間をかけてジックリ当てました。そのお陰で4度目の施術では、ある程度圧を強くすることが出来るようになり、5度目の施術では、ほとんど普通にほぐせるようになってきました。

こういう時、びわ温灸は非常に役立ちます。遠赤外線熱の温灸は、「痛み」や「ほぐし」にも有効です。本人は温かくて気持ち良く受けることが出来ます。

症状の方は、浮き沈みがありながらも、徐々に良好な時間が増え、沈んだところからの回復も早くなってきました。
こうして、回数20回を迎える頃には、当初あった数々の症状も無くなり、体力・集中力も出てきて、「おととい凄く元気になって、部屋の掃除とか片付けを一日中やりました。夜ぐったりしましたが、良く眠れました」と。

そこで、こちらから施術の間隔を空けるように指示しましたが、間隔を空けても、この女性はさらに体質・気質的なことまで「変化」していきます。

（つづく）


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