夏バテ気味で少し投稿が遠のきました。(ちなみに夏バテするは suffer from the summer heat とでも表現しますか。)今回はちょっと動詞をお休みして会話のきっかけをどう始めるかという点に焦点を合わせてみたいと思います。まず人に何かを尋ねるとき、あなたならどう切り出しますか? いきなりの疑問文では唐突すぎますよね。すみませんとか、あのう、とか日本語なら言う所です。そう、Excuse me. と声をかけましょう。 レストランなどで注文を取ってほしい時にも、いきなり「ウエイター!」と叫ぶのはいただけません。そばを通りかかったら "Excuse me." と声を掛けます。そもそもウエイターというのは、お客からの注文の合図を待っている人という意味なので、遠くにいたとしても、良いレストランならすぐに気が付いてくれるはず、目が合ったら手招きしましょう。そのとき、注意するべきは、日本式に手を振ってはいけないということです。それはサヨナラの合図なので、逆に手のひらを上向きにしてこっちに来てと引き寄せます。前にも申しました通り、人をかき分けて進まなければいけない場合も Excuse me. を連発しながら行きましょう。 excuse とは本来人を許す、人が~しないのを大目に見るという言葉です。Excuse my rising. なら座ったままでごめんなさいという意味です。名詞として使えば、言い訳となります。 Don't make an excuse. は言い訳しちゃダメということです。
人にお願いをするときには、あのう、お願いがあるんですけれど、とひとこと言って始めましょう。
Excuse me but may I have your favor? あるいは Will you do me a favor?
会話を始めるとき便利な表現に、~だそうですねというひとことがあります。例えば:
歌舞伎がお好きだそうですね。私タダ券を2枚持ってるんですけど、ご一緒にいかが? I hear you like Kabuki. I have two free tickets. How about going together?
ヨーロッパへ行かれたそうですね。どこを回られたんですか。 I hear you went to Europe. Which countries did you visit?
息子さん、あの難しい試験に受かったんですって? きっとご自慢の息子さんですね。 I hear your son has passed that difficult examination. I'm sure you are proud of him.
話題を転じたり、発展させたい時の、~と言えば:
音楽と言えば、あなたはどんなジャンルの音楽がお好きなの? Speaking of music, what genre of music do you like?
映画と言えば、今、是枝監督の最新作が話題になってるって知ってますか? Speaking of movies, do you know that they are talking much about the latest film by Director Koreeda?
日本の祭りと言えば、青森のねぶた祭りを見たことありますか? Speaking of Japanese festivals, have you ever seen Nebuta in Aomori?