女性に多い自律神経の乱れと漢方の知恵
誠心堂薬局 南行徳本店

その症状は、自律神経の乱れかも?
自律神経の乱れとは?
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスで心身をコントロールしています。しかし、ストレス・睡眠不足・ホルモンの変化などでこのバランスが乱れると、次のような不調が出やすくなります。
①イライラ・不安感 ②動悸・息苦しさ ③頭痛・肩こり ④不眠 ⑤ほてり・発汗 ⑥胃腸の不調
特に女性は、生理周期・妊娠・出産・更年期といったホルモン変動の影響を強く受けるため、自律神経の乱れが出やすいのです。
漢方から見た自律神経の乱れ
中医学では「気・血・水の巡り」と「肝・心・脾・腎のバランス」が乱れることで、自律神経症状が現れると考えます。
・肝の気が滞る → イライラ、気分の落ち込み、月経前症状
・心が乱れる → 動悸、不眠、不安感
・脾が弱る → 胃腸の不調、疲れやすい
・腎の衰え → 更年期のほてり、耳鳴り、めまい
女性に用いられる代表的な漢方薬
①加味逍遥散(かみしょうようさん)
生理前のイライラや更年期の気分変動に。気の巡りを整え、肩こりや頭痛にもよく使われます。
②酸棗仁湯(さんそうにんとう)
不安や緊張で眠れない方に。心を落ち着け、眠りを深めます。
③柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
便秘がちで、不安感や動悸、緊張による不眠に。更年期の自律神経症状にも使われます。
④抑肝散(よくかんさん)
イライラや怒りっぽさ、神経の高ぶりに。更年期やPMSだけでなく、小児の夜泣きにも応用されます。
⑤帰脾湯(きひとう)
心配性で疲れやすく、胃腸が弱い方に。動悸や不眠、気力のなさに効果的です。
漢方的セルフケアのポイント
①規則正しい生活:睡眠・食事・運動のリズムを整える
②冷えを避ける:特にお腹・腰を温め、脾胃を守る
③軽い運動やストレッチ:気の巡りをスムーズに
④呼吸を整える:深呼吸や瞑想で自律神経を落ち着ける
まとめ
女性はライフステージごとにホルモンの変化があり、自律神経の乱れが起きやすいものです。漢方では、症状を抑えるだけでなく**「体質から整える」**ことを目的とします。「眠れない」「イライラが止まらない」「更年期で心身が不安定」などでお悩みの方は、ぜひ体質に合った漢方を専門家にご相談ください。
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