施術の結果、男子高校生はよく眠れるようになりました。1回目の施術の日は10時間睡眠、7回目の施術の日は15時間睡眠。

それは主として首と脳幹周辺の血流が改善された結果、大脳の興奮が鎮（しず）まったと考えられます。
ただ、進んだ背骨の両側の硬結は簡単にはほぐれない状況が続いていたため、まだ深く質の良い睡眠とは行かないことをうかがわせました。

そのため、症状も以前に比べれば良くはなっているものの、安定しない状況が続いていました。食生活や夜のスマホも十分には改善されない状態でした。

その後、紹介したクリニックで「低血糖症」（前回の②で詳しく説明）と診断、甘い物の摂りすぎがその主原因であることがハッキリとしたため、症状も改善した様子でした。
ただ、まだ体の硬結がかなりあるため、以下のように助言しました。
「食生活の改善は良かった！しかし、それで体の硬結が取れるわけではないので、しっかりと凝りをほぐさないといけない。」

男子高校生はその後も熱心に来院、施術10回目あたりではまだ残っていた恐怖感もどこへやらという感じで、15回目の施術の前に、「最近さわやかです！良く眠れます！」と爽快な表情で語ってくれたのが印象的でした。

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