21世紀に入った頃からか、「腸内環境」のことがスポットが当てられるようになり、最近では、「健康・美容の元は腸内環境を整えることから。」と認識している人が多いように思います。

私も、初めて腸内環境・腸内フローラを整えることの重要性を説く考え方に接した時、これは医療改革の切り口になると期待をしました。対症療法にとどまらない、医療の本質的方向を示す内容があると考えたからです。

しかしながら、「体が健康な状態を保っているか病気になるかは、腸内細菌による影響が大きい」ことまで分かっていながら、あたかも病気と腸内細菌とは別であるかのように、対症療法に終始しているのが現状のように思います。

この季節、多くの人を悩ませている花粉症も、他のアレルギー疾患も、本質的問題はやはり「腸」にあることが分かっています。

では、腸内がどのような状態になることでアレルギー疾患が発症するのでしょうか？どのような食生活や習慣が腸内環境の異常を引き起こすのか？
次回はそのあたりを記したいと思います。

（つづく）

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