最近の研究の進歩で、花粉症を初めとするアレルギー性疾患の根本的原因は、以下のようにとらえられています。

腸内の細菌や他の有害な物質から守るために、腸内粘液は重要な役割を果たしています。
この粘液層が薄くなったり破壊されたりすると、バリア機能が低下し、炎症反応が引き起こされます

この炎症によって、腸の粘膜に穴が開いて、細菌やその他の有害物質や未消化のタンパク質が血中にもれ出すことがあります。
この現象は一般的に「腸もれ」と呼ばれます。

その血液が全身を巡ると、免疫の仕組みが「異物」と判断して攻撃を仕掛けるので、花粉症などのアレルギー性疾患を引き起こすのです。

よって、この腸内粘液バリアをいかに形成して保持していくかが、これらアレルギー性疾患の本質的問題ということになります。

では、この腸内粘液バリアを作るためにはどのような食生活をすれば良いのでしょうか？また、どういった食生活や習慣がこのバリアを崩し、アレルギー性疾患の原因となるのでしょうか？

（つづく）


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