※これは日本酒大好き新入社員のE(J.S.A. SAKE DIPLOMA 保有)が、実際に飲んだ日本酒について記録したものです。主観に基づく感想が多く含まれます。味の感じ方や好みは人それぞれなので、広い心でご覧いただければ幸いです。
千葉県で一番人気の酒蔵と言っても過言ではない「寒菊」。
年間を通して多くの日本酒を出しているが、ファンも多く毎回すぐに品切れになってしまうほどの人気だ。
今回、数ある中からこちらの商品を選んだのには理由がある。
「Chronicle(歴史の記録)」という英単語が示す通り、剣愛山(つるぎあいやま)という酒米の歴史を感じたいからだ。
愛山は主に兵庫県で栽培される品種で、栽培が難しく生産量が少ないことから「酒米のダイヤモンド」とも呼ばれている。
そんな愛山を、R1年から徳島県にある剣山の麓の生産者が作付けを始めた。
それが「剣愛山」である。
そんな剣愛山を原料米として造られているのが、今回のChronicleなのだ。
このようなストーリーがあると、日本酒ファンとしてはどうしても気になってしまう。
さらに、私はそもそも愛山という酒米が好きである。
愛山の特徴は、一言でいえば"甘口ジューシー"。
雄町や山田錦を系譜に持ち、そのバランスの取れた味わい、芳醇さ、濃厚さに定評がある。
イメージカラーにピンクや赤が用いられることが多いこともあり、個人的に「酒米界のアイドル」と呼んでいる。
密かにこの呼び方を広めたいと考えているので、この文章を読んだ方はぜひ協力していただきたい。
いつものごとく前置きが長くなってしまったが、いよいよ飲んでいこうと思う。
開栓時の音から発泡感の強さを感じる。
後日談だが、冷蔵庫の中で栓が飛んでいた。
シンプルに栓が緩いだけかもしれないが、それにしてもかなりの発泡感だ。
杯に注ぐと、イチゴ様のフルーティーな香り。
ラベルはクールだが、香りからは愛山らしいキュートな印象を受ける。
さて、味の方はどうだろうか。
期待を膨らませつつ口に含む。
....うん、美味しい。
発泡感が強いこともあり口当たりは少し荒いが、愛山らしい甘さがじゅわっと広がる。
この広がった甘さが程よくキレるのは、さすが寒菊といったところか。
全体的に感じる荒さは数日すれば落ち着くだろう。
総評として、愛山らしいジューシーさを上手く表現した日本酒だと感じた。
剣愛山の歴史をこれからも追っていこうと思う。
【名称】
寒菊 剣愛山50 Chronicle 2025 純米大吟醸 無濾過一度火入原酒
【好み度】
★★★★☆+
【スペック】
・原料米:徳島県産 剣愛山100%
・酵母:―
・精米歩合:50%
・日本酒度:―
・酸度:―
・アルコール:15度
・価格:720ml 2,145円、1800ml 3,960円
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