※これは日本酒大好き新入社員のE(J.S.A. SAKE DIPLOMA 保有)が、実際に購入して飲んだ日本酒について記録したものです。主観に基づく感想が多く含まれます。味の感じ方や好みは人それぞれなので、広い心でご覧いただければ幸いです。
個人的な話だが、本醸造や吟醸などのアル添酒 (醸造アルコールを添加した日本酒) よりも、純米酒 (醸造アルコールを添加していない日本酒) を買ってしまう。
決してアル添酒が嫌いなわけではない。
香味のバランスを整えるために醸造アルコールを添加しているものはむしろ好ましく思っている。
だがそうではなく、価格を抑えるためだけに醸造アルコールを添加しているだろう日本酒が存在することもまた事実である。
消費者視点からすると、この2つの違いは分かりにくい。
これがアル添酒の購入を躊躇わせる。
醸造アルコールを添加することで価格が安くなるならそれで良いという意見も、もちろんあるだろう。
だが私の場合は、いわゆる“アル添感”が苦手なのだ。
鼻にツンとくる香りと口に残る苦味。。
これを警戒して、アル添酒を買うことがなかなかできないのである。
だが、そのアル添感を感じさせない日本酒も存在する。
十四代や楽器正宗あたりが有名だろう。
そして今回の十勝もそれだった。
私は社長に教えてもらうまで知らなかったのだが、調べてみると界隈では割と有名な本醸造酒らしく自分の知識不足を思い知った。
間違いないことが分かっているなら話は別だ。
今回は珍しくこちらの本醸造酒を購入することにした。
食事の準備をしながら、今回の日本酒の飲み方について思案する。
このスペックの日本酒は、やはりまず常温で飲むのが良いだろう。
酒器については、実はいつも使用しているお気に入りがある。
リムを限界まで薄くした、サイズが大きいお猪口(口径7〜8cm程度)だ。
特注品である。
このサイズのお猪口は中々見つからないので作ってもらった。
様々な形状の酒器を試してきたが、これが1番日本酒の香りと味の角が取れて美味しい。
酒器の形状と味わいの変化ついては機会があればまた別の記事で書こうと思う。
そんなことを考えているうちに夕飯の準備もできたので、いよいよ開栓。
酒器に注いでからまずは香りを確認する。
少し甘めな清涼感のある香り。
こういう上立ち香を出せるところは、アル添の良いところだ。
実際に飲んでみる。
....美味いなぁ。
旨味と甘み、若干の酸味。バランスが良い。
キレもあり全体的なクオリティの高さを感じさせてくれる。
後口に苦味も残らず、鼻にくるツンとした香りもほぼない。
アル添と言われないと気付かない人も多いと思う。
本醸造の食中酒としては、これ以上ない味わいではないだろうか。
例のごとく冷蔵庫で冷やした分を取り出し、飲み比べてみる。
....だいぶ表情が違うな。
ふくよかさや丸みがなくなった印象。
低温になったことで後口の苦味も出てきた。
個人的には常温の方が圧倒的に好みである。
やはり温度1つとっても味わいが変化するのは日本酒の面白いところだ。
今回も美味しい日本酒に出会えたことに感謝しながら晩酌を終えた。
【名称】
十勝 本醸造
【好み度】
★★★★☆+
【スペック】
・原料米:北海道産
・酵母:―
・精米歩合:70%
・日本酒度:―
・酸度:―
・アルコール:15度
・価格:720ml 1,485円、1800ml 2,970円
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